眠れない夜

人生は思い込みが大切なので、



眠れない夜はホットミルクを飲みます。




どうも猫舌らしいので一口目で舌を火傷して目に涙を浮かべ、


マグカップで暖を取りながらなんとか熱いうちに飲み切ろうと奮闘します。




なぜホットミルクかと言えば作るのが簡単で、かつ飲めるものだからです。





と、いうのも、わたしは自分でも驚くほど偏食が酷くて


例えばコーヒーや紅茶、野菜ジュースなどが飲めません。



飲むヨーグルトは大好きですが、たぶん温めたら美味しくないし、でも夜に冷たいもの飲むとより眠れなくなるので、


結果としてホットミルクに落ち着くわけです。




電子レンジに放り込めば何でも温かくなるので、ミルクと一緒に濡らしたタオルを放り込んで簡易ホットアイマスクを作ったりしてます。


眠れない夜は眠らなくても疲れをある程度とりたいなという魂胆です。




人生は思い込みが大切なので。








それから、波の音をひたすら聴き続けます。




わたしは田舎者なので、海に強い憧れを抱いています。


波の音を聴くとまるで自分が波に揺られているような気持ちになり、今までただのベッドだったそれが実質ゆりかごになるのです。





しかし、世界は非情ですから、なかなか眠ることができません。



ゆりかごに揺られていながら眠れないんじゃ、つまりわたしは幼児以下ということになってしまいます。



そんなときは、幼児にはできない方法で眠りにつきます。






そう、


身体にアルコールを入れると高確率で意識を飛ばすことができるのです。




何が言いたいかといえば、わたしはこの文章を書きながら缶チューハイを一缶飲み終えたということです。




これが不思議なもので、缶チューハイ一缶ではまったく酔わないのにめちゃくちゃ眠れます。



きっとこういうののメカニズムだとかいう難しいことを考えるととてつもなく健康に良くないと思うので、ただ漠然と、眠れない夜はホットミルクを飲むか身体を揺らすかお酒を飲むと良いということを覚えておけばいいと思います。


結局全部身体が温まってるワケですし。






なにより、人生は思い込みが大切なので。